前回の続きです。午前中、バニョール・ド・ローヌのブロカンで、ティエリーにばったり出くわす。ティエリーは、Pおぢと仲良しの18世紀のアンティーク好きな
Château de Couterne |
…しかし城好きのティエリーの事、通り道にシャトーがあったら寄らないワケが無い。「この街の近くにシャトーがあるから寄って行こうか〜」と、運転手の一存でシャトー・ド・クーテルヌに寄ることが決まる。ティエリーとドライブしていると、石を投げればシャトーに当たる的に、フランスってそこら中にシャトーがあるんだなー、と実感する。このシャトーは、今でも城主とその一族が住んでいて、税金対策としてシャトーの周りの森を一般に公開している。お城の中には入れないので、中のインテリアは見られない。お城そのものも、遠くから眺められるようになっているのみで、あんまり近寄れない。でも人出の多い季節には、定期的に場内を公開するガイド付きツアーもやっているようです。これだけの大きさの建物を維持するのって大変な労力を要すると思うけど、良く手入れされていて綺麗なお城です。
さて肝心のサンセヌリ。この村、「フランスで最も美しい村」に数えられる村の一つだけあって、どっちを向いても可愛らしい。360度、ぐるりとシャッターチャンスに囲まれる村。
ワザとらしいくらいに愛らしい家並みですが、この村の主な観光スポットは他にもある。まずは11世紀のロマネスク建築の教会。
教会の中には12世紀と14世紀に描かれたフレスコ画が良い状態で残っている。このヘタウマ感、めっちゃツボ。
ちょっと下ぶくれで可愛いジーザス。 |
何だか良く分からないイキモノ。多分アクマ君達。 |
こちら村の名前になっている、聖人のセヌリさん。
教会を出て、サルト川の方にしばらく歩くと今度は15世紀に出来たチャペルがある。これまた愛らしい。背景の鬱蒼と茂る、樹齢の長そうな丈の高い樹々が圧巻でした。
このチャペルにも、聖人セヌリさんの像があります。そして、なぜか足元に山のように待ち針が刺されている。痛そーーー。何でも若い女性がここに待ち針を刺していくと、その年中に結婚できるという言い伝えがあるのだそうです。待ち針、持って行けば良かった。…ていうか、私若くないけど。
このチャペルを出てから川沿いに駐車場まで戻り、再び村の真ん中に出てアイスクリームで一休み。その後また少し散歩してから帰途につきました。 …でも案内大好きなティエリーにハンドルを握らせたら、外が明るいうちに真っ直ぐ帰ってこれるわけは無く。
どこにあるのか、後で地図で探してもさっぱり分からなかった展望台に連れて行かれました。 絶景。ここの駐車場で、私はスズメバチに刺されてしまった。車の中に居たのを気付かずに蜂の上に座ってしまったらしく、お尻をブッスーーーっと。…と言ってもこっちでよく見かけるスズメバチは、日本のよりもかなり小さくて2センチ弱くらいしか無いので、痛みは次の朝には引いていましたが。一緒に居たKotomi さんとティエリーが、私を刺したスズメバチに寄ってたかってリベンジしてくれました。
蜂に刺されたのが幸いして(?)、ティエリーはそのあとは寄り道せずに真っ直ぐル・シャトーに帰って来たため、何とかまだ明るいうちに戻って来る事が出来ました。
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