Thursday 13 August 2015

ル・シャトー日記③/城主にご奉公の日



私達の泊まっているアネックス


ル・シャトーの敷地内には、ペーター・ガブリエルザ城主(通称Pおぢ)作の、木の切り株を逆さにして、支えに鉄パイプを刺し、コンクリートの台座に固定したスカルプチャーが点在する(上写真参照)。これが緑色に塗られているわけですが、そのペンキが剥がれて来ているので、Pおぢから本館シャトー前の二つを塗り直すべし、とのお達しが出ました。木の自然な色のままの方が良いんでないかい?と私は思うんだが、まぁその辺は城の持ち主の好みの問題なので、あえて逆らわず。…とは言え、なんでこの色なのか?とは聞いたけど。周りの草の色に呼応させてるそうです。



ペンキが飛び散るので、エプロンと長靴を借りていざ出勤。私はまるで魚屋のオヤジ風。この写真、私のiPhone でPおぢに撮って貰ったんですが、何せ現代テクノロジーに興味の無いPおぢ、そっとシャッターボタンに触れれば写真が撮れるという事は勿論知らず、野太い指でシャッターをぎうぅぅーっと押し続けていたらしく、カメラは連写モードに。

「ちょ、おぢ何してん〜〜!」

それに気付いて慌てて駆け寄る私。iPhoneのカメラって、レンズがかなり広角なせいなのか、駆け寄る私の体型が漫画の様にデフォルメされていて、緊急感が誇張されてて可笑しい。顔が隣で写ってるKotomi さんの倍あるやん。でもまぁ、iPhone のカメラに連写機能が付いていたのは知らなかったので、Pおぢのおかげで一つかしこくなりましたよ。



塗る前の状態。



ペンキを混ぜるPおぢ。このペンキは、わざわざオランダから運んで来たものだそうだ(Pおぢは元々オランダ人)。…うーむ。なぜわざわざアマガエル色のペンキをオランダから運んで来るかな。…いやいやいやいや、それは言うまい。



勤労中



塗り上がり。でもこれ、何年保つんだろう。木自体が風雨に晒されて、表面からボロボロ崩れて来てるし、最終的にはいつか全部が土に還るな。しかしもし次にまた塗り直すんだったら、色は自分で選びたいぞ。


 

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