Thursday 20 August 2015

ティエリーと行くノルマンディー(前編)

Auberge des Deux Tonneaux


ル・シャトー滞在7日目、8月11日(火)は、朝9時にティエリーが迎えに来て、一日中ドライブ。去年のドライブでは、朝9時からゆっくり食事をする時間もなく動き回り、帰ってきたのが夜11時半という、ティエリーの真髄発揮の、「何コレ、罰ゲーム?」と思うようなハードコアな行程だった。その時の教訓を生かし、今回は私とKotomiさんが食事代を持つから、どっかで食べさせてくれい、それから明るいうちにお家に帰りたいと、事前にティエリーに伝えてあった。それでも今は夏時間なので夜9時過ぎまで明るく、ティエリーにはたっぷり時間がある。

さて当日、9時より少し早めにル・シャトーに到着したティエリー。ヤル気満々度がうかがえる。いつもドライブは、大きいPおぢの車を借りて行くので、ティエリー早速Pおぢの車に乗り換える。私たちも車に乗っていざ出発。

彼はこの辺りの土地勘があるので、大きな道はあまり通らず、農作業用のトラクターが通るような細く曲がりくねった道を選んで運転する。本人は「近道」と言うけれど、実は遠回りの事の方が多い。でもこういう道の方が断然景色が良いのだ。







そんな、ぐねぐねと曲がりくねった道を、景色を楽しみながら最初に見に行ったのがここ。野中の一軒家。人に知られた観光スポットではなく、今でも普通に人が住んでいる家である。でもこの家が素敵なので、ティエリー、是非とも私達に見せたかったんだそうな。確かに二本の塔とお堀が、まるで絵に描いたような風情のある建物。フランス語で発音される地名って、耳が混乱するので、現地に着いてみるまでどんな所に連れて行かれようとしているのか、私やkotomi さんにはサッパリ分からないのだ。マジカル・ミステリー・ツアーなティエリーとの旅路である。






次に連れて行かれたのがここ、ファレーズ近郊のお城。この城の城主夫妻はティエリーの友達で、過去Pおぢのパーティーで私達も顔を合わせたことがある。そんなご縁で、お城の中も見せてもらえた。今は夏のホリデーシーズンという事もあり、城主の娘さんや娘婿、孫のめっちゃ可愛いちーこい子三人が滞在していて、とても賑やか。それにしても、おじーちゃん、おばーちゃんちがお城ってどーよ。

一階部分をぐるりと案内され、最後はラウンジで美味しいお茶とクッキーを供されました。このラウンジ、通常のお城見学に行ったりすると、立派な綱で仕切られて、「椅子に座らないでください」とか書かれている様な場所。そういう椅子に腰掛けてお茶を頂くのって、すごくシュールだった。因みにティエリーはアンティークの椅子フェチなので、この城にしつらえられている椅子も何客かどこかで掘り出してきたらしい。

このお城訪問、実際にお城で暮らしている人達の日常を垣間見る事の出来た、貴重な体験でした。…って書くと何か変だな。そー言えば、Pおぢも城で暮らしているんだった。ええと、城で暮らす、普通に家族生活を営む人達の暮らし、と言いかえよう。

ティエリーと行くノルマンディー、午前の部はここまで。次回はランチの部、行きます。
 

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