Tuesday 30 August 2016

ガーデニングな日々@ル・シャトー





前回書いたように、ル・シャトーの敷地は広い。毎年「お、今年はここがキレイになっているな」とか、「去年はきれいに刈ってあったけど、また雑草が随分茂ってるな」とか「ここ、新しくアジサイを植えたんだな」とか、その様子は訪れるたびに変わっている。Pおぢさんは去年、よく働くガーデナーを見つけて雇い入れ、週に一度庭仕事に来てもらっているけれど、それでもまだまだ夏の間にやる事は果てしなくある。





ジャム作り用に摘んだカラントは、屋敷の裏側に植えてある。カラントを摘んでいる時にペーターおぢが、「この間な、ルイ(庭師)が来て屋敷の裏の蔦をばっさり刈っていったんやがな、刈りっ放しで下に落ちとる枝を嵐が来ないうちに何とかせんとかん。前に放っておいたら大雨が降ってな、排水溝が枝で詰まって、屋敷の中に水が入ってきたことあるんや」と言って、雨どいから雨水が流れていくようになっている排水溝が、刈り落とされた枝で埋もれているところを指差す。

 そのように指差されたからには、何とかせんといかんわなぁ、というわけで、私とKotomi さん、ガーデニング用の手袋と鋤と一輪車を借りて、早速落ちている大量の枝を集めに取り掛かる。Pおぢ一人だと、作業も時間がかかるだろうけど、三人一緒だとはやいはやい。ビフォー・アフターの写真が無いのが悔やまれるけど、屋敷の裏は2時間もしないうちにこざっぱり。



一区切りついたあたりで小雨が降り出したので、本館裏手にくっついているサマー・ルームで雨宿り。猫のプシャーもどこからか現れて参加。



おぢも今年の11月で80歳だし、あんまり無理が利かなくなってるんだろうなー、ということで、Kotomi さんと私の間で、出来るだけ庭仕事を手伝う事に決定。

という事で、次に何をして欲しいかおぢさんに聞いたところ、アネックスの隣の納屋の前に茂っていたドック(日本だと、ソレルとかスカンポと呼ばれる雑草の類だと思う)を刈ったままにしてあるのを集めるという作業をおおせつかる。ここは二日かけて終了(・・・と言っても、丸二日たっぷりではなくて、大体一日2時間~3時間半くらいの仕事)。そして次に、その隣の空き地に茂っているドックを、根元から刈り取るという作業。ドックは根っこが深くて、根こそぎズブっと引っこ抜くのは無理なので、出来るだけ株元に近いところから刈り取っていく。



その作業中のKotomi さん。



あああ、なんだか随分遠くの方に…。遠くでしゃがんで作業していると、草むらに隠れて麦藁帽しか見えない。Pおぢ「お、遠くに麦藁帽が落ちとる。お、その下に人が居ったわ。」

このようにして刈り取った雑草や集めた刈りくずは、敷地内の目立たない場所で山盛りにして焼く。



山と積まれた刈りくず。



火を付けて焼くペーターおぢ。

 

おぢが30分程用事で外出すると言うので、火の番をおおせつかる。ペーターおぢは今までこうして焚き火をして、火が周りの枯れ草に燃え広がってヤバかった、という事が二度あり、そのうち一度は消防車も来たというので、真面目に火の番に取り組む私であった。なんだか土方のおっさんみたいだな。




燃えております。



用事を済ませて戻ってきたおぢ、自転車で登場。


Untitled


自転車のおぢ、動画編。「消防車は来てへんな?」「来てませーん」。ここの地面、結構でこぼこしてて、バランス取るのが大変だ。それをコケることなく乗りこなすおぢ、若干79歳。かなり運動神経が良いと見た。

毎日こうして外でお日様に当たって自然に近い生活をしていると、私あっという間に野人に戻ってしまいそうです。トラのパンツで木登りしてフルーツ食べたり、地面を走り回る自分の姿がありありと目に浮かぶ…。

ところでペーターおぢさん、意外と律儀で、借りた恩は返さにゃならぬ、と思ったのか、私達がガーデニングするたびに、自動車でどっか連れてってくれました。・・・私としては、毎年タダで泊まらせてもらってるんだし、おぢさんも身体に無理の利かないお年頃だし、お返しなんてまったく期待していなかったのですが。というわけで、次回はお出かけ編。




オマケ:お天気が良いので洗濯ものが良く乾く。背景が緑だと、洗濯ものもなぜだかオシャレに見える不思議。しかし物干し用のライン、高っ。

 

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