Monday 6 July 2015

Chelsea Physic Garden



Ammi majus


土曜日は久々にバレエのポワント(トゥ・シューズ)のクラスに出てみっちりしごかれ、日曜日は身体中、筋肉痛でギシギシ。夏の熱気のこもるスタジオ内でのクラス、さながらビクラムヨガならぬビクラムバレエでした。

先日アフタヌーン・ティーで行ったチェルシー・フィジック・ガーデン、他にも写真を色々撮ってきたので載せてみます。

チェルシー・フィジック・ガーデンのある通り



緑に縁取られた入り口は、小さくてうっかりしていると通り過ぎてしまう。この地味さ加減がまた、いかにも秘密の花園っぽい。


薬草の名前が書かれた壺のディスプレイ



今が盛りの薬草群。ホメオパシーのレメディーの元になる、お馴染みの植物も沢山植えられていてウキウキ・ワクワク。


Calendula officinalis

切り傷、火傷など、皮膚の万能クリームになる、カレンデュラ(マリーゴールド/キンセンカ)
キク科の薬草は、浄化作用が強いと言われます。

Malva sylvestris/Common Mallow

ホメオパシーのレメディーには無いけれど、ハーブとして使われるゼニアオイ。花壇に高さを出して良いアクセントになってる。


Hypericum perforatum/St John's Wort

神経に強い親和のハイペリカム/セイヨウオトギリソウ。
野原に生えているところに出会ってみたい。


Atropa belladonna/Deadly Nightshade

レメディーだと突然の高熱や激しい頭痛に。でも植物そのものは猛毒。
ナス科の植物のレメディーは、強烈な症状像を示すものが多い。

Aconitum ferox/Himalayan Monkshood

トリカブトの一種。これまた猛毒。


Papaver somniferum

既に種になってたケシ。形がとても造形的。






この白い花、何とツル薔薇。巻き付いている支えの木は枯れてしまっていて、薔薇が全てを覆い尽くしている状態。 どんだけ育つん?


植物園の真ん中に立つ、ハンス・スローン卿(1660-1753)の像。王室の医者であり、蒐集家でもあったスローン卿の名前は、近所のスローン・スクェアの名前にもなっています。ウェブサイトによると、1712年に彼はこの辺り一帯、マナー・オブ・チェルシーを買い取り、そのうち4エーカーを、永遠に1年£5でこの植物園に貸し付けた、という事ですが、そのリース、やっぱり今でも健在なのだろうか?1700年代に£5って、結構な金額だったのでは?と思うけど、現在も同じ金額ならタダも同然。こういう酔狂な貴族が居たおかげで、今もこのロンドン一等地に緑の楽園が残っていて、誰でも訪れる事が出来るんだからありがたい話です。

因みに植物園は、元々1673年、薬剤師協会(Society of Apothecaries)によって、教育目的で設立されています。

チェルシー・フィジック・ガーデン、入園料は£9.90。会員の場合は、家族や友人など、ゲストが一人、無料で入れます。会員費は年間£44、銀行自動引き落としにすると、初年は£33。

チェルシー・フィジック・ガーデンのウェブサイトはこちら

ここに載せなかった他の写真はこちら

 

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