Thursday 16 October 2014

Château de la Rouërie

 

 

ティエリーに連れられて行ったノルマンディ/ブリタニー旅行記の続きです。次なる目的地は、シャトー・ドゥ・ラ・ルエリ(Château de la Rouërie)。まだ一般向けにオープンしたばかりの、超マイナーなシャトー。なんでもティエリー氏、20年だか30年だか昔に、この館のおばあさまからランチの招待を受けて訪ねて行った事があるのだそうだ。私達をドライブに連れて行くというのでこの辺りのシャトーを調べていたら、昔に尋ねたこのお屋敷が、最近一般公開されるようになったのを知り、懐かしくって是非とも行きたくなったらしい。

 

 

このお屋敷の持ち主は、若いイケメン・フランス人男子の仲良し兄弟。感心な事に、二人とも流暢に英語を話す。それでこそ現代の若者!こうした屋敷は維持が大変なので、お金儲けの為では無く、屋敷を維持する資金を工面するために一般公開を決心したのだそう。

 

(左がシャトーの主人、右はティエリー氏…まあ、まさかこの二人を仲良し兄弟と間違える人はいないと思いますが、念のため。)

シャトー入り口のチケット売り場でシャトーの開場を待っていると、そこに現れた屋敷の持ち主。おしゃべりなティエリー氏は早速彼に自己紹介をし、「あたくし、昔にここに来たことあるんざーますのよ」(多分、ティエリーはおネエ言葉を話すような気がするので…。)

 

 

などと、お坊ちゃんとおしゃべりを始める。で、ティエリーの人当たりの良さが幸いし、屋敷の主人みずから案内して貰えることになる。

 


男子に似合わぬ乙女チック・コーナー

 

 

お屋敷の中はホール、図書室、ラウンジの三部屋を公開。お坊ちゃんはこのお屋敷の歴史や家系を熱意を込めて説明してくれたのですが、あんまり頭に残っていない…。覚えているのは、ルエリ侯爵(Marquis de la Rouërie) (左) という、喧嘩っ早くて尻に火の点いたような侯爵がいて、なんだかんだといつも戦に参加していて、果てはアメリカの独立戦争の応援に馳せ参じた…っていう事くらい。なのでこの侯爵、アメリカの一部ローカル区域ではよく知られている人らしいです。で、屋敷の主のお坊ちゃんは、そうしたアメリカからの歴史好きな観光客が来てくれないかな〜、と期待しているらしい。残念ながら、乙女心をくすぐるようなロマンチック系のシャトーではないのだった。アメリカから、沢山お客さんが来てくれると良いねぇ。

 

階段の窓に置いてある美人像。左右の伸び放題の折り鶴ランが良い雰囲気。こんな風にぼうぼうに伸ばしてもステキなのですね。…でもうちでは無理。なぜなら折り鶴ランは、大ちゃんが食べてしまうから育たない…。

 

屋敷の敷地は広くて、大きな納屋もある。納屋を改装して結婚式の披露宴会場として使えるようにしたいという事で、現在シャンデリアのみゴージャスな状況。

 

 

屋敷の裏に植えられた木。確かルエリ侯爵が持ってきて植林した、とか言っていたような気がするけれど定かではない。

 

このシャトー、家族連れを呼び込むアトラクションとして、隣接した敷地をアニマル・パークにする事を計画中。写真に撮って来なかったんだけど、現在のところ、世界各国の羊が集められています。…しかし羊コレクションて…珍しい趣味ですね…。農場は弟の担当でした。わざわざイギリスからシープドッグも連れてきていて、弟君は羊の囲い込みのデモンストレーションをしようとしてくれるんだけど…そして犬君の方も、働く気満々なんだけど…。羊飼い役の弟くんも、 わざわざイギリスからやって来た犬君も、なんだかどこか抜けているのだった。羊、全然柵に入らな〜い。どころか逃げ放題。脱力感満々なコンビなのでした。そういう趣旨じゃぁ無いんだろうけど、結構笑わせてもらいました。

 


写真に撮らなかったので、絵日記をアップ。

 

 

ノルマンディドライブ旅行は、まだまだ続きます。

 


 

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