Friday 25 September 2015

ル・シャトーで寿司を握る


毎年私達が滞在中、ペーターおぢは近所の友人・知人達を呼んでランチ・パーティーを催すのが慣わしになっている(近所、と言っても広大なフランスの田舎のこと、一番近いティエリーでも直線距離で25kmくらいは離れているが…)。そして、私たちは何か日本風の料理を一品作って提供するのも慣わしになっている。去年は地元のスーパーで見つけた寿司セットを買って巻き寿司を作ろう、と算段していたところ、パーティー前日に買い出しに行ったら寿司セットは誰かがごっそり買い占めて行ったらしく売り切れていた。ぬぅ。私達と同じ事を考えていた輩がこの辺に住んで居たらしい。そのリベンジで、今年も再度巻き寿司を計画する私達。ちなみに去年はメニューを急遽ベトナム風生春巻きに変えたけど、パーティーに呼ばれたゲストの面々は、皆「スーシ、スーシ」と言って食べていた。…違うんですけど。

…と言う事で、まずはスーパーに買い出しに。



スーパーには魚売り場もあるけれど、寿司クォリティの鮮度かどうかは疑わしいのでこのカウンターでは何も買わず。…と言うより、フランスで握る巻き寿司に、鮮魚を使おうというコンセプト自体が全く頭に浮かばず、具に牛肉を買うという邪道に走った私達。まー、相手は肉食人種だしー。いいってことよ。



これはパーティー用の買い出しではなく、ル・シャトーに着いた当初の買い出し途中の中身。フランスのクノール・スープとストック・キューブが美味しいので、狂ったように買い込む私達。スープだけで帰りの荷物が激しく増える。



そしてっ。今年は無事に買えました。「タノシー」巻き寿司セット。



セットの中身はこんな感じ。米、海苔、醤油、寿司酢、ワサビ、箸、スノコが入っています。具用に乾燥させた魚とか入ってたらどうしよう、と思ったけど、それはありませんでした。寿司酢はかなり甘めの味付けでした。炊き上がったご飯に混ぜると邪道な寿司飯が出来上がった。この味ならば牛肉を巻くという邪道な行いが正当化されるな。


牛だけではつまらないので、カニカマやツナマヨもまく。また、ベジタリアンのお客さんも来るので、肉だけでなくアボカドと卵なども巻く。椰子の木の芯の缶詰めも使ってみたところ、これが意外と美味しかった。



寿司飯が足らなくなったので、前日の晩御飯の残り、クスクスを巻こうとするKotomi氏。邪道街道まっしぐら。…が、パサパサでまとまらず、OMG状態。うむ。アイデア自体は悪く無かったんだが。


なんか色んな太さの巻き寿司が出来上がった。これから包丁を入れるところ。




出来上がり。巻き寿司って彩り豊かで、味はともかく見栄えは抜群だなあ、といつも思う。パーティーに出すと、「どや〜〜〜っ」って、鼻の穴が広がるわ。

 

No comments:

Post a Comment