Friday 11 September 2015

ラングルさんのブロカント


カルージュ城を後にした私達、いよいよ今日のメインの目的地へと出発。向かっているのはノルマンディーのディープなブロカン、ムッシュー・ラングルのお店、というか、ここは店と言うよりは、青空鉄屑商と言う方が正しいかも…。外では風に晒されて、いい具合に錆の出た鉄くずたちが、所狭しと敷地を埋めている。そして「店」ではなく大きな倉庫が二つあり、鉄屑以外の様々な古物がうず高く積まれている。

これをゴミの山と見るか宝の山と見るか…は訪れた人次第。


去年も居た、風雨に晒されっぱなしのジーザス先生。2015年も受難は続く。誰か楽にしてあげて〜。



フランスのお墓で見かける十字架の先端部分だと思う。考えようによっては大変バチあたり。こんなの一体、どこで拾ってくるものか? とは言うものの、とても優美な鉄屑ではある。



ヴィンテージで人気の古い鍵の束も見つけた。買いそうになったけど、もう古い鍵は十分に持っているので、グッと我慢。エライぞ、私。



フランスの暖炉は、耐熱材としてこの鉄プレートを奥の壁のところに立てとくそうだ。こんなのが暖炉の火の向こうに見えてたら、一気に暖炉がステキ化するわー。フランスの装飾品って、くねくねとしたライン使いが多くて、みんな乙女チックでエレガント。質実剛健なイギリスとは、感性が随分違う。

その他にも、何気に庭に転がしといたら絵になるよねー、っていうモノが色々。



こちら屋内。物の上に物が積み重なっている状態で、オマケに埃を被っている。奥の方は灯りが届かず、薄暗くて怪しいことこの上なし。下の方に何が有るのか見てみたいけど、一体何処から掘り出していって良いものか、ヘタすると周りのものが崩れ落ちてきそうで恐ろしくて手が出せない。さぁっ。キミにはあるか、このジャングルの奥深くへと踏み込む勇気が⁉︎ ちなみに遠くに写っている緑のシャツ着た人はティエリー氏。




倉庫の中の物たち


布もよりどりみどりです。


倉庫脇のドアから外を見たところ。古いラジエーターがたくさんあるけど、 使えるんだろうか?




この辺はもう、何を写したかったんだかワケが分からない。


この日の戦利品。この三日後に予定されているペーターおぢのランチ・パーティーで、私たちは寿司を作ることになっていたんだけど、醤油を入れて置けるような小皿がル・シャトーには無いため、必要にかられて購入。 そのままアネックスに置いてこようかな、と思ったけれど、なかなか綺麗な器なので持って帰って来た。




古い手紙の束も購入。昔の人の筆跡って綺麗だな。読めないけど。


ラングルさんのブロカンは、もし自分が庭付きのもっと広い家に住んでて、もし車で来てたらあれもこれもと欲しくなってしまうようなものが、無造作に転がっているヤバいところ。買って帰る事の出来るものはほんの僅かだけど、色々とごっちゃまぜな倉庫の中を探索するだけでもかなり楽しい。

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